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採用広報をやっても成果が出ない企業で起きていること

採用広報をやっても成果が出ない企業で起きていること

採用広報をやっても成果が出ない企業で起きていること
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目次

採用広報がうまくいかない原因は「手法」ではない

採用広報に取り組んだものの、「思ったほど応募が増えなかった」「手応えがなかった」という声は少なくありません。その結果、「うちには向いていなかった」「やっても意味がない」と判断されることもあります。

ただ、現場を見ていると、失敗の原因が施策そのものにあるケースはそれほど多くありません。むしろ多いのは、始める前の前提や期待値が整理されていないまま走り出している状態です。

採用広報が失敗しやすい理由

採用広報は、求人広告のように出稿すれば反応が返ってくる施策ではありません。そのため、短期的な成果を期待して始めると、どうしても評価が厳しくなります。

特に、「応募数をすぐに増やしたい」「広告費を下げたい」といった目的だけが先行している場合、ズレが起きやすくなります。

  • 採用広報をやれば応募が増えるはず

  • 情報を出せば、自然と共感されるはず

  • とりあえず発信を始めれば何とかなる

こうした期待は決して珍しくありませんが、採用広報の性質とは少し噛み合っていないことが多いというのが実情です。

よくある失敗①:目的が「施策の実行」になっている

何のためにやるのかが曖昧なまま始まる

採用広報に限らずですが、「やったほうがいいと言われたから」「他社がやっているから」という理由で始まると、途中で判断に迷いやすくなります。

発信そのものが目的化してしまい、

  • 何を改善したかったのか

  • どのプロセスに効かせたかったのか

が曖昧なまま進んでしまうケースです。

そうなると起きやすいこと

状態

起きがちな反応

目的が曖昧

効果測定ができない

評価軸がない

成果が出ていない気がする

優先順位が不明

更新が止まる

結果として、「結局よく分からなかった」という印象だけが残ってしまいます。

採用広報は、すべての企業に同じように効く施策ではありません。複数の現場を横断して見えてくるのは、「効き始める条件」があるという点です。

よくある失敗②:「広く届ける」ことから考えてしまう

採用広報=認知拡大、という思い込み

採用広報という言葉から、「多くの人に知ってもらう」「バズらせる」といったイメージを持つ方もいます。ただ、実務上はここが最初のつまずきポイントになることが少なくありません。

採用で本当に困っているのは、「知られていないこと」よりも「知ったあとに応募すべきかどうかの判断ができないこと」である場合が多いからです。

現場で起きがちなズレ

  • PVはあるが、応募につながらない

  • 反応はあるが、ミスマッチが多い

  • 手応えが数字に結びつかない

これは「広さ」を先に取りにいった結果、情報の深さが足りていない状態とも言えます。

よくある失敗③:出している情報が整理されていない

「何を言えばいいか分からない」状態のまま発信する

採用広報で打ち手が止まってしまう企業でよく聞くのが、「特別な強みがない」「書くことがない」という声です。ただ、これは強みがないというより、言語化が追いついていないケースがほとんどです。

現場で言うと、

  • 日常的に大事にしている価値観

  • 当たり前すぎて言葉にしていない文化

  • 求職者からよく聞かれる質問

こうした情報が整理されないまま、「何か書かなければ」と考えてしまうことで、発信が止まりやすくなります。

採用広報は「正しく始めないと効かない」

採用広報は、やれば必ず成果が出る施策ではありません。逆に言うと、効かない形で始めてしまうと、途中で立て直すのが難しい施策でもあります。

だからこそ重要なのは、

  • 何を解決したくて

  • どのプロセスに効かせたくて

  • どんな状態になれば「前進」と言えるのか

を、最初に整理しておくことです。

自社が当てはまっていないかを確認するチェック項目

最後に、失敗構造に入りかけていないかを確認するためのチェック項目を置いておきます。

  • 採用広報で、何を改善したかったのか説明できるか

  • 応募数以外の判断軸を持てているか

  • 「誰に」「何を」伝えるかが言語化できているか

ここが曖昧なままだと、採用広報は成果以前に評価ができません。採用広報が難しく感じられるときは、施策ではなく、前提の置き方を一度見直してみると、整理しやすくなるはずです。

まとめ|採用広報がうまくいかない理由は、始め方に出やすい

採用広報がうまくいかないと感じるとき、施策や発信内容に原因を求めてしまいがちです。ただ、現場を見ていると、問題はその前段階にあることが少なくありません。

何のためにやるのか、どこに効かせたいのか。

この前提が整理されないまま始まると、成果が出ないだけでなく、評価のしようもなくなってしまいます。

採用広報は、正解のやり方を当てにいくものではなく、自社の採用課題に対して「どこから整えるべきか」を考える取り組みです。もし今、手応えのなさや違和感を感じているなら、施策を足す前に、一度立ち止まって整理するところから始めてもいいのではないかと思います。

SAVVYでは、うまくいかなかった理由を一緒にほどくところからのご相談もお受けしています。

まだ方向性が定まっていなくても構いませんので、気になることがあれば気軽にご相談ください。